このように感情を利用して記憶力を上げるためには、覚えるものに対して少しでも面白いことはないか、面白くできないかを常に考えていることが重要なのです。

 ここまで3つの条件を上げてきましたが、私が記憶力を競う大会で日本一になったのもこれら3つの条件をベースに記憶術を考え出し、練習してきたからです。

 もちろん、これらは勉強にも有効な考え方であるのは言うまでもありません。

「集中して、楽しみ、そして復習を繰り返す」

 この基本を守りさえすれば、誰でも必ず記憶力を上げることができます。