災害発生時の流れは
こうなっている!

 災害が発生したら、まず学校災害対策本部を設置します。次に防災倉庫解錠し、避難所運営本部が設置されます。そして避難所参集指定職員の到着を原則待ち、その後食料の配給が始まるというのが通常の流れです。

 食べるまでに手続きがいろいろあるのです。

 大人の皆さんは、かばんの中にアメやようかんなど、ちょっとした非常食を持っているかもしれません。でも、小学生は「勉強に関係ないものは学校に持ってきてはいけない」とされることが多いのです。非常食がかばんに入っていることはほとんどないと思います。

 だから、まずは、落ち着くためにもちょっとだけお腹を満たす…ということが、公立学校の子どもたちには保証されていないのです。

 それだけでなく、学校にとどまってしまう生徒人数を追加してしまうと、地域の備蓄分が足りなくなってしまう、つまり、生徒は避難者としてカウントされていないという地域もあるのです。

 この問題を解決しはじめたのが、静岡県内のいくつかの学校でした。すでに東日本大震災前の2008年からスクールパックや個人備蓄などの名称で、生徒のための個人用備蓄が始まっています。

震災想定し校内に"個人備蓄" 静岡・城内中

東海地震を想定した防災教育に取り組む静岡市立城内中は26日、1年生164人が災害時個人用備 蓄品を入れた「スクールパック」を準備する作業に取り組んだ。生徒らは在校時に被災した場合に取るべき行動を考えながら、地震に備えた。
城内中は市の中心市街地に位置し、東海地震発生時には、生徒が帰宅困難になる可能性が高いと想定。地震発生後は多くの地域住民らが校内に避難することも予想される。混乱の中で、生徒が行政の支援に頼らずに自分の命を守る意識を高める必要があるため、2008年度からスクールパックの備えを始めた。

                     (2011年10月27日付 静岡新聞より引用)