日本は貿易立国ではなく、内需依存型

 資源小国であり、人口が少なければ、観光立国を目指すという選択肢くらいしか残されていません。やはり人口が多い国、要するに国内需要が大きい国は強いということです。現に日本の人口は約1.27億人。世界第11位です。

 実際に、日本の貿易依存度は15%程度しかありません。「貿易立国」というより、「内需依存型」であることがわかります。

 国内需要の大きさを背景に経済が成長しました。しかし日本は、すでに人口減少社会へと突入しました。これをピンチと捉えるか、チャンスと捉えるかは千差万別です。

 少子化は将来的な労働力人口の減少、消費者の減少、納税者の減少などを意味します。日本の15~64歳の生産年齢人口割合は、1992年の69.92%を境に23年連続で減少中です。2015年には60.80%となりました。

 やはり、国が積極的に対策に乗り出さないことには、少子化は解消されないようです。今後の日本の経済に深刻な状況をもたらす前に、少子化対策を本気で考えませんか?