文字の導入で
さらにイマジネーションがふくらむ
文字の早期導入は、子どものイマジネーションの発達を阻害するという意見があり ますが、むしろ文字の導入でさらにイマジネーションがふくらむと私は信じています。
娘のすみれも、2歳で日本語の本だけでなく英語の本も読んでいました。
ひらがなの絵本には、私が漢字に書き換えた紙を貼りつけました。
ひらがなだらけのほうが、むしろ読みにくいからです(意図的にひらがなだけの詩は別です)。
私に『ぐりとぐら』(福音館書店)や「こぐまちゃんシリーズ」(こぐま社)、英語では「Maisy」シリーズ(Walker Books)や「The Very Hungry Caterpillar(はらぺこあおむし)」(Philomel Books)、「Goodnight Moon(おやすみなさいおつきさま)」(Two Hoots)を楽しそうに読んでくれる2歳の娘の姿をいまでも思い出します。
今回実施したハーバード生の200名リサーチでも、文字の導入はとても早かったのです。
特に多かったのは、2~3歳ですでに絵本を読んでいた。
しかも、すみれ同様、読み聞かせだけではなく、子ども本人が親に絵本を読み聞かせしていたこともわかっています。
また、全員が読書の大切さを語っています。
ですから、英語の「読む」は何歳からでも、家庭の条件が整ったときにすぐに実行しましょう。
「書く」は筆圧が弱い子どもには時間だけがかかって苦痛なので、小学校入学以降でいいのです。
いまはスマホが発達していますから、音読や暗唱を録音してあげると、多少の緊張感でステージ本番のような雰囲気が出るのでお勧めです。