あなたの住んでいる街の水道は大丈夫?
「週刊ダイヤモンド」7月29日号の第2特集「水道クライシス!!」では、全国各地で進む水道管の老朽化と、相次ぐ破裂事故などの状況、さらにそれを補修する財源確保のために水道料金の大幅値上げが必至であるという現状を伝えた。
特集では本邦初の「全国水道危険度ランキング」も掲載した。水道料金の水準、水道事業の採算を表す二つの指標(経常収支比率、料金回収率)、市町村の財政の豊かさを表す財政力指数を基に、市町村ごとの水道事業のリスクを算出したものだ。以下にそのワースト1位から135位までを公開する。
ランキングの方法は下記のとおりだが、詳細な条件については本誌をお読みいただきたい。
◆財政力指数以外のデータは、平成27年度地方公営企業決算の経営比較分析表に基づく。
◆末端給水(上水道)事業を手掛ける市町村の事業体(広域水道事業体と、福島県の避難指示区域、ならびに同区域に指定されたことがある地域を除く)をランキング対象とした。簡易水道は対象外。
◆家庭用水道料金、経常収支比率、料金回収率、財政力指数についてランキング対象の事業体を母集団として偏差値を算出した。家庭用水道料金は低い方が、その他の指標は高い方が偏差値が高くなるようにした。その合計値を健全度とした。合計値が大きいほど、危険度が低く、今後水道事業の財政が行き詰まる公算が小さい。合計値が小さいほど危険度が高く、行き詰まる公算が大きくなる。つまり、危険度が高い。小数第2位以下の数値も含めてランキングしている。
(週刊ダイヤモンド編集部)