「立地」の概念はこんなふうに変わる

 いずれにせよ「インフレに備えるために借金して不動産を買え!」はあまりにも乱暴だ。拙著『マイホームはこうして選びなさい』では、購入を前提として「価値の落ちない、落ちづらい物件をどうやって選ぶか」というノウハウを詰め込んだ。

 例えば「立地」の概念。これまで立地といえば「駅からの距離」「通勤や買い物の利便性」など、距離感や快適性に重きが置かれていた。これからは、その前段として「災害対応力」が重視される。「地盤」や「地質」について、ネットで可能な限り調べる、地域の図書館で古地図を閲覧する、ハザードマップで洪水などの実績も確認するなどはマストだし、不動産業者にも説明を求めよう。人口減・世帯減、住宅余剰下では、災害対応力の低い立地の長期的な資産性は自明だ。

地震のゆれやすさ全国マップ(内閣府)
 http://www.bousai.go.jp/oshirase/h17/yureyasusa/

「いまのうちに借金して不動産を買え!」<br />で泣く人、笑う人


地形でみる軟弱地盤マップ(ジオダス)
 http://www.jiban.co.jp/geodas/guest/index.asp

「いまのうちに借金して不動産を買え!」<br />で泣く人、笑う人


東京の液状化予測図(東京都土木技術支援・人材育成センター)
 http://doboku.metro.tokyo.jp/start/03-jyouhou/ekijyouka/

「いまのうちに借金して不動産を買え!」<br />で泣く人、笑う人


ハザードマップポータルサイト(国土交通省)
 http://disapotal.gsi.go.jp/

「いまのうちに借金して不動産を買え!」<br />で泣く人、笑う人

 

 


ダイヤモンド社書籍編集部からのお知らせ

◆『マイホームはこうして選びなさい』好評発売中!◆

「いまのうちに借金して不動産を買え!」<br />で泣く人、笑う人

「大震災をきっかけに、マイホーム選びの基準が変わった」
◎新築マンション、新築戸建てなどいろいろな選択肢に応じて、重要かつ実践的なポイントを順序だてて紹介
◎特に大震災後、大きく変わったマイホーム選びの基準やポイント(建物の耐震性や地盤など)を詳しく解説。
この1冊さえあれば、あなたにぴったりのマイホームが選べます。マイホーム選びでお悩みの方のために不動産コンサルタント長嶋修が具体的なノウハウを伝授します。

ご購入はこちら!→ [Amazon.co.jp] [紀伊國屋書店BookWeb] [楽天ブックス]

◆『マイホームはこうして選びなさい』購入者キャンペーン開催 10月31日(月)まで◆

本を購入していただいた方全員に(どちらの書店で購入いただいても参加いただけます)、不動産コンサルタント長嶋修が語るスペシャル動画(40分間)「巻頭対談で書ききれなかった不動産市場」ほかプレゼント!!
是非、こちらをご覧ください。
 http://www.sakurajimusyo.com/camp/camp0827/

◆『マイホームはこうして選びなさい』出版記念セミナー 10月4日開催!◆

詳細は下記をご覧ください。
 https://web.diamond.jp/survey/index.cgi?shid=2165/