なぜ、「かわいげ」が
大切なのか?
2つ目の「かわいげ」は、いま流行りの「女子力」=女子に求められる細やかな気遣いではありません。
性差を超えたユニバーサルな“サバイバルテクニック”で、社会を生き抜くには必須の能力です。
「かわいげ」の本質とは何でしょうか?
まずは、自分に足りないものを素直に認めること、そしてそれを補える他人に自分を委ねられる力、です。
社会には、自分ひとりだけで完成する仕事はひとつもありません。
他者との協力が不可欠です。どんな天才、秀才でもそうです。
若い貴重な時間の大半を受験勉強にかけているお子さんは、テスト勉強は自分ひとりが頑張って点数をあげればすむことなので、「ひとり黙々と自習室でテスト勉強に集中して、ガンガン点数を稼げる自分はトップレベルに賢い存在だ」と、つい勘違いしがちです。
確かに、成績も点数も大切ですが、自分で稼げる成績や点数といった成果を過信して、人を上下で見ていては、将来、仕事になりません。
人の力を素直に借りられる、人の力を借りて自分をさらに高めて社会に貢献できる、それが「かわいげ」が大事になってきます。
ただ、そうはいっても、大人になると、「自己肯定感」も「かわいげ」も、なかなか獲得するのが難しいもの。
社会に出る前に学校で教えてくれていたら、いまの自分は別の人生があったはず。ただ、そう思ったときはすでに遅いのです。
ですから、子どものうちがチャンスです。
お父さんやお母さんが率先して、基本コミュニケーション能力であるこの2つを積極的に家庭で伝えましょう。
英語や日本語を学ぶときも、言葉は相手があって初めて成立します。
自己肯定感とかわいげの2つの基本コミュニケーション力をご家庭で高めながら、引き続き英語学習を頑張ってくださいね。
「『かわいげ』は世界トップが大切にする基本コミュ力」動画はこちら(https://youtu.be/EEzcs71RgvA)です。
ぜひご覧いただければと思います。
※参考:ブルーマーブル英語教室「廣津留真理のブログ」(http://dirigo-edu.com)