所得金額の計算方法は

 次に、ビットコインの所得金額の計算の仕方を説明しよう。国税庁が示したその計算式はこうだ。

売却価額-1ビットコイン当たりの取得価額×支払ビットコイン=ビットコインの所得金額

 事例を作って、仮想通貨を売却した場合を見ていこう。

 例えば、Aさんは2017年3月9日に200万円(手数料込み)で、10ビットコインを購入し、2017年11月26日に1ビットコインを100万円で売却した。この場合、「雑所得」の所得金額の計算に落とし込むとこうなる。

100万円-(200万円÷10ビットコイン)×1ビットコイン=80万円

 つまり、Aさんの場合は、ビットコインの所得金額は80万円となり、確定申告が必要となる。

 ビットコインなどの仮想通貨でモノを買った場合もその所得額を計算しないといけない。ビットコインでモノを買った場合、買った時点で、ビットコインを売却したということになる。

 例えば、Bさんは2017年3月9日に200万円(手数料込み)で、10ビットコインを購入した人が、2017年10月上旬、1ビットコイン当たり50万円だった時に、15万円の薄型テレビを約0.3ビットコインで買った場合はどうか。その計算式はこうなる。

15万円-(200万円÷10ビットコイン)×0.3ビットコイン=9万円

 Bさんは、買ったビットコインがその後約5倍に値上がりしたため、15万円の商品を6万円で買えたことになる。そして、計算上も所得税の所得金額も9万円ということになる。