カーリングも3月に世界選手権が行われる。女子は17~25日にカナダで、男子は3月31日~4月8日にアメリカで開催。ただし五輪で銅メダルを獲得した女子のLS北見と男子のSC軽井沢は出場しない。世界選手権の代表選考会でもあった日本選手権が五輪の直前だったため、ともに出場できなかったからだ。世界選手権には女子はチーム富士急(山梨県富士吉田市)、男子はTeam IWAI(札幌市)が出場する。五輪で馴染んだ選手たちは見られないが、どちらもそれを追う実力を持つチーム。試合はNHK・BS1で放送される予定だし、五輪でカーリングの面白さを知った人は観る価値がある。

 なお、LS北見は4月10日に開幕するプレーヤーズ選手権(カルガリー)に出場予定。注目度から見て試合が放送される可能性は高く、「そだね~ジャパン」との愛称がついた彼女たちがプレーする姿はまた観られそうだ。

高梨沙羅の女子ジャンプは
W杯が残り5戦

 ジャンプとノルディック複合は五輪の年には世界選手権は開催されない(2年おきに奇数年に開催)。だが、W杯はまだ残っている。高梨沙羅や葛西紀明はシーズン終了まで跳び続けるのだ。なかでもファンが気になるのは女子のジャンプだろう。W杯は残り5戦。3月3・4日にルーマニア・ルシュノブで、11日にノルウェー・オスロで、24・25日にドイツ・オーベルストドルフで行われる。こちらもNHK・BS1で放送が予定されているし、五輪の重圧から解放された高梨や風向きの不運に泣いた伊藤有希が、ライバルのルンビ(ノルウェー)やアルトハウス(ドイツ)を逆転するのを期待したいところだ。

 そして忘れてはならないのが、3月9日に開幕する平昌パラリンピックだ。種目は雪上競技がアルペンスキー、バイアスロン、クロスカントリー、スノーボードの4種目、氷上がパラアイスホッケーと車椅子カーリングの2種目となる。オリンピックより短い10日間の開催となるが、こちらにもオリンピックと同様の声援を送りたい。

 他の競技の選手の多くも、まだ大会は残っており、五輪が終わったといっても気を抜くことはなく戦いを続ける。アスリートとしてそれは当たり前のことであり、五輪がすべてではないということだ。ファンとしては、さまざまな競技で五輪の感動の再現が期待できるわけで楽しみは続く。報道は少なくなるが、チェックは続けたいものだ。

 選手たちが緊張から解放され、体も心もゆっくりと休ませることができるのは冬季競技のシーズンが終わる4月以降となる。だが、それも束の間であり、多くの選手は新たな目標を見つけ、すぐにトレーニングを始めるはずだ。

(スポーツライター 相沢光一)