◆女性をトリコにする文章の書き方
◇擬音語・擬態語で疑似体験させる

 女性はイメージを重視する。だから女性にモノを売りたい場合は、一瞬で状況が想像できるような文章にしなければならない。

 ここで効果的なのは、擬音語・擬態語だ。「スーッと」や「すべすべ」など、使った時の感覚を具体的にイメージできる言葉が多いほうが、読む人の心に訴えかけられる。

 大切なのは「理想の未来」を疑似体験させることだ。無料体験やサンプルがなくても、文章を読んで「使った感覚」になってもらえれば、売り上げは伸びる。4コマ漫画などを使い、ステップを追って説明するのも有効だろう。いかに読み手の想像力をかき立て、その商品を使った「すばらしい結果」を体験させるかが肝要である。

◇「お客様の声」ほど効果的なキャッチコピーはない

 効果的なキャッチコピーを書くためにもっとも重要な材料は、実際の消費者の声だ。商品を買った人が「すばらしい」と思っているポイントは、他の人にも響くことが多い。だから「大絶賛のお客様の声」は、もっとも効果的なキャッチコピーだ。商品のよさを消費者が語っている文は、そのまま並べるだけでも商品を売る力になる。

 まずはアンケートを取り、そのなかから大絶賛のものだけをピックアップし、内容に応じて5つのグループにまとめてみよう。するとそれだけで「この商品が選ばれる5つの理由」という強力なキャッチコピーが完成する。消費者のリアルな声こそ、売るための最高のコピーなのだ。

◇たったひとりにむけた文を書く

 文章でモノを売るのがむずかしい理由のひとつに、「読み手の反応を見ながら説明できない」ということが挙げられる。目の前に売りたい人がいる場合、私たちは無意識のうちに相手の反応を見ながら言葉や表現を選んでいる。しかしインターネット上の商品案内ではそれができない。ともすれば誰の心にも響かない文章になりがちだ。

 それを避けるためには、「この人」と決めた誰かひとりに向けて文章を書くといい。ターゲットが明確になれば、商品が役に立つ場面が具体的に想像できるので、格段に書きやすくなる。また、相手を絞ることでメッセージ性が強まるため、かえって多くの人の心に響く文章になるだろう。

◇文体は少し年上の先輩と話すときの口調

 一般的にいって、書き言葉よりも話し言葉で書いたほうが読みやすい文章になる。たとえば「考慮する」「比較する」といった書き言葉ではなく、「考える」「比べる」といった話し言葉のほうが望ましい。とはいえあまりくだけた表現を使いすぎると、今度は不快感を抱かれてしまう。

 女性をターゲットにした文章では、「2年先輩の同僚と話す」ときの距離感をめざすといい。失礼になりすぎない程度に、明るく親しみを感じられる文体で、適度に距離を詰めるよう心がけるべきだ。

 加えて、多くの人は文章を頭の中で「音」にして読んでいる。文章を書いたら、一度音読してみるのもいいだろう。違和感なくすんなり音読できる文章は、誰が読んでも理解しやすい内容になっているはずである。