皆さん、こんにちは。自分で言うのもなんやけど、「採用の神さま」小畑重和です。

 昨年12月に北京で知り合った日本からの留学生、Hクンに連絡すると、「今、就活しているんです!」という話だったので、早速北京で話を聞かせてもらうことにしました。というわけで、今回のテーマは日本人留学生の就活です。

 Hクンは早稲田大学教育学部の4年生。いや違った、この4月からは5年生や。4年生の昨年8月末から今年7月までの1年間、北京大学対外漢語教育学院に留学中の学生サンです。

 この「対外漢語教育学院」は、中国語能力の向上を目指す学部で、学生は留学生ばかりのようです。15人単位のクラスが30クラスほどあって、高いレベルに行くと半分くらいが日本人、真ん中や下のレベルに行くと日本人はクラスで2、3人くらいだとか。一番上のクラスは中国語検定準1級やHSK検定6級レベルを取得できるレベルで、彼が今学期から昇格した上から10番目くらいのクラスならHSK5~6級の間。Hクンも5級は取れるレベルのようです。

※中国語検定
 
中国語検定は1級、準1級、2級、3級、4級、準4級に分けられています。認定レベルは、
 
1級:仕事で中国語を高度に活用する能力があり、高レベルな読解力・表現力で複雑な日中間の翻訳・通訳ができるレベル(ほとんどいないそうです)。
 
準1級:通常の実務に従事できる能力があると認められ、中国語を基本的に習得し、日本語文章の中国語訳、中国語文章の日本語訳、また簡単な通訳ができるレベル。
 
2級:実務で使用できる中国語の基礎的な能力があり、日常的な話題の会話が行え、また複文を含むやや高度な中国語の文章を読み、3級レベルの文章を書くことができる。
 
3級:中国語の応用を独習できる能力を持っている。基本的な文章を読み、書くことができ、簡単な日常会話ができる(学習時間200~300時間。一般大学の第二外国語における第二年度履修程度)。
 
4級:基礎的な中国語をマスターしたレベル(学習時間120~200時間。一般大学の第二外国語における第1年度履修程度)。
 
準4級:学習を進めていく上での基礎的知識を身につけていること(学習時間60~120時間。高等学校における第一年度通年履修,専門学校・講習会等において半年以上の学習程度)。
 
詳しい認定基準は日本中国検定協HP

※HSK 漢語水平考試(hanyu shuiping kaoshi)
 
HSKは、中国政府が公認する中国語検定で、世界共通基準の資格。中国国内外で中国語能力の公的証明として通用する資格です。試験の内容は中国語を用いたコミュニケーション能力の測定に特化しており、より実用的な中国語能力の測定が可能です。①リスニングの力を測る試験、②読解力を測る試験、③中国語の作文力を測る試験の3つのパートからなっています。1級から6級があります。6級が最上位です。HSKのレベル基準はHSKのHPはこちら