驚愕すべき事実に感動

 そこには、「右のものに賞状を与える」起立礼、形式もなければ、トロフィーもありません。
 ただただ、大学という高等教育機関が2つ、揃いも揃ってほめ上手だったという驚愕すべき事実に感動するだけです。

 このように、加点方式で育てるにはどうすればよいか。
 答えは簡単です。

 同じ土俵で勝負するのが「平等」である、という凝り固まった発想を今すぐ捨てることです。
 同じ土俵で勝負させようとするから、勉強をなんでも減点方式に数値化して、偏差値や平均点などといったツールで可能性あふれる子どもたちを束縛し、オリジナリティがなくても平気な大人に育ててしまうのです。

 同じことをみんながやると、吹きこぼれ、落ちこぼれ、となった子どもたちはいい迷惑。
 平均点しかとれない子どもは、いつまでも「オレ(私)はそこそこの人間にしかなれない」とふてくされてしまいます。

 そうではありません。
 真の平等とは、各自がそれぞれの能力と興味に応じた教育を受ける、その権利が平等にあること、です。

 本当に好きなことは、「日曜日の朝、早起きしてまでもやりたいこと」という言い方があります。

 子どもたちが、そんな情熱をかける時間も空間も空想も、大人が奪っていませんか?

 それぞれの能力と興味に応じた教育、これはどこで一番可能でしょうか。