もし皆さんがこういう場面に遭遇したら、どう対処すればいいでしょうか。なんとなく腹が立って「××さんも悔しかったら頑張ればいいじゃないですか、ただの努力不足ですよ」なんて言い返したら、これはまったくプラスに作用しません。むしろ、せっかく得た名声を汚すことになります。

 では、どうすればいいか。これは「謙虚さ」を前面にしつつ、「さらっと受け流す」に限るのではないかと思います。

 例えば、「いや~これから相当努力しないと賞(や役職)に見合わないと言われても仕方ないですよね。頑張ります」とさらっと言って、その話題に関する話はおしまいにしてしまいましょう。

 決して自分を卑下する必要はありません。もちろん周囲が嫉妬するくらいの成功をしたなら、それは自信にしてよいでしょう。ただ、嫉妬心を持っている相手をあおるようなことを言ってしまうと、嫉妬を通り越して憎悪に代わってしまうリスクがあります。そうなると、自分のキャリアに不要なリスクを背負い込むことになります。ということで、謙虚に「評価に見合うようにもっと努力する」という宣言をすれば十分です。

 最近は、SNSの炎上騒ぎなどでも分かるように「自慢をするとたたかれる」風潮が強くなっています。ただ、せっかく自信を得る機会を得ても、炎上が怖いからと喜びを無理やり抑えてしまうのも、ちょっともったいない話です。

 他人から嫉妬されるような成功を手に入れたなら、素直に喜びつつ謙虚さも同時にアピールすれば、グローバル仕事人としてより大きな成功に近づけるように思います。ぜひ、自分の内側と外側に存在する嫉妬とうまく付き合いつつ、ご自身ならではのオリジナルの成功の形を目指してください。

(プレゼンテーション・アドバイザー 澤円)