9、最後の手段の自作は仕組みを知っていたら可能…だけど…
災害用トイレは、仕組みがわかっていたら自分で作り出すことができます。仕組みは、防水素材と吸水素材を使っているということです。オムツも生理用品も同じ仕組みで作り出せます。ビニール類とオムツやペットシーツの高分子ポリマーなど、吸水材が原料になります。ポリマーがなくても、布や新聞紙などの吸水できる素材があれば自作は可能です。アウトドア流防災術では、仕組みを知っていると作りだすことができることをお伝えしています。
ただ…ですね。製品化されているもののほうが、使いやすいです。自作は最後の手段として、知っておいていただきたいですが、トイレで安心できないとストレスがたまり、病気になる方もいますので、初動の災害用トイレだけは購入しておくほうがおすすめとお話ししています。
ちなみに、「レジ袋でおむつを作る方法」は以下でご紹介していますので、ぜひご覧ください。
■「家庭を守れない人に組織は守れない」~生活の言葉で防災を語ろう
10 どこに置く?汚物
さて、災害用トイレの中に閉じ込められた汚物ですが、これをどこに置くか考えておかないと災害時に迷います。
吉高さんが指摘するのは、職場での問題。家族なら、お風呂に置いたケースも少なくないですし、外に置くことも可能な家もあるかもしれません。しかし、職場となると…どうします?個室の社長室?あらかじめ、考えておく必要ありますね…。
マンションでは、介護中の方、乳幼児を育てている方は、汚物対策のプロフェッショナルです。最新情報はそこから得られます!つながりづくりと話し合い、大事ですね!