あなたは、自信をもって英語が話せますか? それとも、今、勉強中でしょうか? 長年やっているけどまだものにならない……。そんな方には、この連載がきっとお役に立ちます。英語講師として日本で20年以上活躍するニック・ウィリアムソンさんは、この9月に『たった30パターンで英会話!』(ダイヤモンド社)を発刊。その中で、ニックさんが独自に体系化した英語が一気に上達するコツを公開しています。本連載では、そのポイントについて、わかりやすく解説していきます。
未来形を表す3つの形
オーストラリアのシドニー出身。シドニー大学で心理学を専攻。同大学で3年間日本文学も勉強し、日本の文化にも明るい。在学中にオーストラリアの日本大使館が主催する全豪日本語弁論大会で優勝。日本の文部科学省の奨学金を得てシドニー大学卒業後、東京学芸大学に研究生として1年半在学。在学中にアルバイトとして英会話スクールで英語を教え始め、卒業後も看板講師として勤め上げる。英語講師として20年間のキャリアの中で、英会話教室をはじめ、企業向け英語研修や大学の講義、SKYPerfect TVの番組の司会やラジオのDJ、数々の雑誌のコラムや7冊の英語本の執筆など、活動の場は幅広い。ゼロから日本語を完璧に習得した経験と、大学で専攻していた神経心理学の知識をもとに、非常に効果的で効率的な独自の言語習得法を開発。著書に『たった40パターンで英会話!』『中学レベルの英単語でネイティブとペラペラ話せる本』『中学レベルの英単語でネイティブとサクサク話せる本[会話力編]』(以上、ダイヤモンド社)『旅の英会話伝わるフレーズ集』(ナツメ社)など。
前回の繰り返しになりますが、未来形には、次の3つがあります。
(1)will(2)be going to(3)現在進行形
「will」は「今決めたこと(じゃ、するね)」や「不確定な未来(するだろう・しそう)」を表します。
「すでに決まっている予定」には「will」は使えず、「現在進行形」を使います。
この2つは必ず使い分けますので、注意してください。
●will の場合
I’ll play tennis tomorrow.
「じゃ、明日テニスするね」
●現在進行形の場合
I’m playing tennis tomorrow.
「明日は、テニスをすることになっているんだ」
「be going to」を使えば、この面倒くさい使い分けをせずに済みます。今決めた未来のこと、すでに決まっている予定、不確定な未来のこと。そして「~するつもり」「~しそう」など、未来のことを言いたいときに、いつ使ってもおかしくない唯一の未来形です。
「be going to」と書いて「gonna(ガナ)」と発音することが一般的です。
若い人でも、お年寄りの方も、アメリカ人も、イギリス人も、イギリスの貴族も、みなこう発音しています。ですから安心して使ってください。発音に慣れると、聞き取りもできるようになりますよ。