米複合企業ゼネラル・エレクトリック(GE)は、ジョン・フラナリー会長兼最高経営責任者(CEO)を就任から1年余りで解任した。不振の続く電力部門の問題が一段と深刻化し、今年の利益とキャッシュフローの目標が未達となることも明らかにした。GE取締役で、米産業機器メーカーのダナハーでCEOを務めたラリー・カルプ氏が即日、会長兼CEOに就任する。GEは1日、業績目標の未達のほか、電力部門で最大230億ドル(2兆6000億円)ののれん償却費を計上することも発表した。かつて米製造業の雄とされたGEは、金融危機以降に苦境に陥り、大規模な金融事業の縮小を迫られた。また最近では産業部門の業績も低迷。3つの主要部門を売却し、会社を実質的に解体する計画を今年明らかにしている。
GE、フラナリーCEOを電撃解任 業績低迷続き
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