――筆者のデービッド・ピアースはWSJパーソナルテクノロジー担当コラムニスト大学の教室やカリフォルニアの車庫でコンピューター革命が始まって以来、その外見の変化にはとどまるところがない。ただしキーボードは例外だ。過去40年間に作られたどのコンピューターを前にしても、入力方法はすぐ分かる。最上段のキーを左から6文字とって「QWERTY(クワーティ)」と呼ばれるそのキーボードは、ハイテク業界に生息する不死身のゴキブリだ。QWERTYが完璧だというのではない。実際、有名な(だがおそらく間違った)説によると、この配列は打つのが速すぎてタイプライターのアームが絡まるのを防ぐために考えられたのだという。しかし、タイプ学習ソフトの「メービス・ビーコン」はおなじみのQWERTYキーの打ち方を数十年にわたって教えており、平均的なユーザーでも1分当たり45ワード(自慢するわけではないが、筆者は90ワード)打てる。
未来の「キーボード」、WSJ記者がレビュー
使われ続けてきた「QWERTY」キーボードに終わりが来る!?
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