11日終盤の米国株式市場は続落。世界経済の減速や国債利回りの上昇、通商対立の激化など、市場が材料を再評価する中で、前日の急落から一段安となっている。引けまで30分ほどを残した段階で、ダウ工業株30種平均は前日比395.61ドル(1.55%)安の2万5203.13ドル。S&P500種指数は42.72ポイント(1.53%)安の2742.96、ナスダック総合指数は53.87ポイント(0.73%)安の7368.18で取引されている。前日の米株急落受けて世界的に株安が進行したことで、ダウは前半の取引で、高値と安値の値幅が600ドル以上に達する不安定な展開となった。前日の下げを主導したテクノロジー・通信株が下げ幅を縮める一方、原油安を嫌気しエネルギー株は売り込まれている。