――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  米国の大手銀行は12日、世界の終わりではないことをタイミングよく思い出させてくれた。  金利上昇を嫌気し、ダウ工業株30種平均はここ2日間に1300ドルを超える下げを演じたが、銀行は当然ながら金利上昇の恩恵を受ける。株価が急落する中でも、JPモルガン・チェース、シティグループ、ウェルズ・ファーゴの3行が発表した7-9月期(第3四半期)決算はいずれも、米経済の基本的な強さを示す形となった。