米アマゾン・ドット・コムの幹部らは、第2本社プロジェクトの最終候補に残った20地域のうち数カ所をあらためて視察した。1年以上にわたる用地選定プロセスが終わりに近づいているようだ。複数の関係者によると、アマゾンはここ数カ月にニューヨーク市、ニュージャージー州ニューアーク、シカゴなどを訪問した。またフロリダ州マイアミや首都ワシントンなどともあらためて連絡をとったという。ノースカロライナ州ローリーなど、アマゾンから数カ月も連絡がない都市もある。アマゾンは候補を絞り込んでいるようだが、どの都市が有力なのか、また再視察が誘致の確率にどのような意味を持つのかは不明だ。それでも関係筋によると、アマゾンは都市を有力視しているようだ。そのため首都ワシントン郊外の北バージニアやメリーランド州モンゴメリー郡は選から漏れる可能性がある。ジェフ・ベゾス最高経営責任者(CEO)が自宅を構え、ワシントン・ポスト紙を所有しているため、この地域は以前から最有力候補とされてきた。