米連邦当局は、来月の中間選挙にロシア人が干渉しようとしたと明らかにした。19日公表された文書で明らかになった。11月の中間選挙を巡っては初めてのケースだ。司法省によると、名指しされたのはサンクトペテルブルク在住のElena Alekseevna Khusyaynova(44)で、ロシアのオリガルヒ(新興財閥)と、このオリガルヒ傘下の2社が資金を提供した作戦の会計責任者。米情報機関はロシア、中国、イランが選挙への介入を試みているとの懸念を示してきた。ただ、州や地方政府が対策を講じているため、投票や集計作業が影響を受けたことを示す証拠はないとしている。文書によると、Khusyaynova被告は2016年1月〜18年6月に米国の選挙に介入する「米国に対する情報作戦」で主要な役割を果たしたという。作戦の予算総額は3500万ドル(約39億円)に上ったとみられている。
米中間選挙にロシア人が介入 司法省が個人を名指し
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