マイクロソフトのクラウドサービス事業「アジュール」は成長が減速しているが、クラウドとソフトウエア販売を融合させた事業がそれを補っている。クラウドの覇者であるアマゾン・ドット・コムと争う上で、この戦略がカギを握る。は、顧客が自社のデータセンターとクラウドサービスとを組み合わせて利用できるようにする「ハイブリッドコンピューティング」と呼ばれる戦略が奏功し、サーバー製品とクラウドサービス売上高が前年同期比28%増加した。クラウド事業「アジュール」は76%増収と堅調を維持しているが、同社が約3年前に同事業の業績を開示し始めてからは最も低い伸び率となった。マイクロソフトは同事業の売上高は開示していないが、米証券会社スタイフェル・ニコラウスのアナリスト、ブラッド・リバック氏の推計によると、第1四半期の売上高は26億9000万ドルとなった。
マイクロソフトのクラウド、ハイブリッド戦略が奏功
アジュール部門、成長減速も76%増収
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