米司法省は1日、マレーシア政府系ファンドからの多額の資金流用を共謀した罪で、ゴールドマン・サックス・グループの元バンカー2人とマレーシア人実業家を起訴した。史上最大規模の汚職事件を巡る米国での初の起訴となる。  ゴールドマンの元アジア地域パートナー、ティム・ライスナー被告(48)は、マレーシア政府系投資ファンド「ワン・マレーシア・デベロップメント(1MDB)」の資金調達で果たした役割で国外の贈収賄防止法に違反した罪およびマネーロンダリング(資金洗浄)を共謀した罪を認めた。被告は4370万ドル(約49億円)の罰金を支払う。