最近、アメリカでよく耳にするというのが“ポーションコントロール”。何を食べてもいいけれど、その分、量を減らそうというもの。ボークさんも、パスタやパンは好きだからゼロにはできないけれど、3口まで、としているそうです。

「でも、その1口は、どんなに大きくてもいいの(笑)」
「おやつもお菓子も大好きだけど夜は食べないようにしている」
「ワインが大好き。やめて幸せかというと、私にとってはそうではないから(やめるのを)やめたの!」

 ボークさんの食事術は、やりたいこと、好きなことから考えるという行動指針からブレません。その分、“必要のないものでカロリーは取らない”ということも意識して、サラダのドレッシングは手作りし、カッテージチーズやナッツを足して満足感をプラスすることも心がけています。

 同時に、そうした親の姿を見ることで、年頃の子どもが「痩せていなければ美しくない」という考えを持たないように配慮しています。例えば、体重計は乗らないようにしているのもそのひとつ。毎日体重計に乗っていると、小さな数字の変化に気持ちが左右されてしまいがちですよね。でも、そうした親の姿を見ることで子どもが「体重が増えるのは良くないことで、減るのは良いことだ」という認識をしてしまったり、自己肯定感に影響したり、摂食障害になる種をまいてしまうかもしれない、といいます。そこで、自分が心地よい体型を維持できるための目安としているのが“基準服”。

「洋服って、4kgくらい増えても入るものだってあるのよね(笑)。だから、伸びない生地のものを基準服にしているの。この基準服をキレイに着こなせるのが一番。ジッパーがなかなか上がらなかったらかなりの危険水域!」

 そして、家族との食事中に量を減らすことがあれば、「この洋服を着られるようになりたいから」「体を軽く感じたいから」というような言い方をして、太ったことをネガティブな表現にしないように気をつけています。

 成長期には、自然と体重がグッと増える時期があります。そういう時に、痩せていることが美の基準にならないように親が気をつける、というのは、子どもの健やかな発育には大事な教育のひとつかもしれません。