職場でイラっとした時の対処法
職場で腹が立った時、どう対処すれば株を下げずに済むでしょうか Photo:PIXTA

 皆さんこんにちは、澤です。

 前回、自分の所属する組織の中でどのように振る舞えば評判が上がるかについて、お話しさせていただきました。

「Give First」というマインドセットについては、非常に多くのポジティブなフィードバックをいただき、「早速試してみます!」というメッセージも届きました。とてもうれしいことです。

 このようなポジティブな取り組みが広がっていけば、組織の中はどんどん活性化していくでしょうし、多くの人が自分の持つ可能性に気づくことができると信じています。そこで今回は、ちょっと視点を変えて、組織の中でのいさかいごとに巻き込まれた時に、上手に「けんか」をする方法についてお話ししたいと思います。

どんなに腹が立っても「6秒」待てば、
後悔するようなトラブルを避けられる

 組織で働いていれば、意見が合わなかったり対立したりすることは、少なからずありますよね。利害が一致しなかったり、ルールに納得がいかなかったり、頭では理解はできるけど感情的に許せなかったり……。自分の身に置き換えても、さまざまな場面が思い浮かぶ人が多いと思います。

 そういう時に、怒りの感情が湧き上がるのはごく自然なことであり、押さえつける必要は全くありません。ただ、怒りの出し方にはコツが必要です。

 私は、日本アンガーマネジメント協会のアンガーマネジメントファシリテーターとして、怒りのメカニズムを多くの方にお伝えしてきました。怒りのピークは「6秒」と、アンガーマネジメントでは定義されています。職場で何か気に入らないことが起きたり、誰かの発言に対して強い感情が芽生えたりしたら、まず6秒間どうにかやり過ごすことを考えましょう。

 この間に反応してしまうと、後で後悔するほどの強い言葉を発してしまう危険性があります。「そこまで言うつもりはなかった」と思っても後の祭りです。何か強い言葉で罵倒したり、相手の人格を否定したりすることを言ったりしたら、「売り言葉に買い言葉」になってしまって、怒りの感情がずっと相手と自分の間でループしかねません。