20日の米国株式市場は大幅続落。ハイテク主導で始まった売りが、この日はエネルギーや小売りなど幅広い銘柄に波及した。成長を巡る懸念が再燃しており、ダウ工業株30種平均とS&P500種指数は数カ月ぶりの安値をつけたほか、年初来でマイナス圏に沈んだ。取引開始直後は、一部の銘柄が商いを伴って売られるなど、振れの大きい値動きとなった。米ネット小売り大手アマゾン・ドット・コムは寄りつき直後に6%急落したが、その後プラス圏に回復。だが結局、1.1%安で終えた。株式相場の不安定さが増していることについて、10月下旬頃から目先の株価反発を狙って押し目買いを入れた投資家が足元の急落で利益を失いかけており、不安心理が増していることが要因との指摘も出ている。
米株大幅続落、ダウ平均は年初来マイナス圏
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