生放送のニュース番組などでの発言内容について、ファクトチェック(事実確認)を行うことには大きな欠点がある。時間がかかることだ。一つの主張を検証し終わった頃には既に誤解を招きかねない情報が拡散し、消費されている。スパークス・グローブはコンサルティング会社ノース・ハイランド(ジョージア州アトランタ)の一部門で、デジタルイノベーションなどを担当している。同部門の開発担当者はニュースに含まれる偽情報対策について米国、英国、アイルランドの印刷媒体と放送局の記者数十人から話を聞き、「Voyc」を開発した。Voycは人工知能(AI)を搭載した音声スキャンツールで、 真実かどうか疑わしい発言があった場合、たった2秒で特定できる。