ホワイトハウスのラリー・クドロー国家経済会議(NEC)委員長は27日、今週末に行われるドナルド・トランプ米大統領と習近平中国国家主席の会談の成果について懐疑的な見方を示した。激化する米中貿易摩擦の解決には至らない可能性がある。クドロー委員長はホワイトハウスで報道陣に、「中国側がトランプ大統領の発言を真剣に受け止めるかどうかわからない。そうすべきなのだが」と発言。両首脳はブエノスアイレスで開かれる20カ国・地域(G20)首脳会議に合わせ、12月1日に会談する予定。さらに、「私はとても失望しているし、トランプ大統領も非常に失望している。土曜日の晩餐会は、新たな局面への一歩、現状打開の良い機会だ」、「習近平国家主席は歩み寄って我々に新たな提案を示すことができる」などと述べた。