石油輸出国機構(OPEC)の経済委員会は、来週の総会を控え、10月の産油量水準から日量130万バレルの減産を勧告した。関係筋が30日、明らかにした。委員会の会合に出席したあるOPEC当局者は「データを踏まえると、市場を均衡させる上で、日量130万バレルの減産が有効」と指摘。「問題は、減産を誰がどのように実行するかだ」と述べた。同委員会はOPECの政策を決定するのではなく、総会開催にあたり、シナリオを検討する役割を担う。OPEC内外の主要産油国は12月6〜7日にウィーンで会合を開き、合計の生産量から最大で日量140万バレルの減産の可能性について協議する。背景には、原油価格がここ2カ月足らずで、3割以上値下がりしていることがある。
OPEC経済委、10月比で日量130万バレルの減産を勧告
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