「消費者金融・事業者金融」業界は、業界として法令順守の意識が高いこともあり、社員クチコミを見ても社内での有給取得の推進がなされていることがうかがえます。
「消費者金融・事業者金融」業界の社員クチコミ
「部署によるが、シフト制の部署は終わりが18~21時。なかなか仕事終わりにどこかに行くといったことは難しい。ただ、有休は月1なら比較的取得しやすい。かつリフレッシュ休暇も5日間いただけて、契約社員も対象なので長期休みも取れる」(営業事務、女性)
「土日はもちろん必ず休みですが、それ以外にも有給休暇もちゃんと機能しております。月に1日必ず消化しましょうという風習が定着しているようで、有給届が出てないと、上司が次回の有休はいつ取得するのだねと聞いてくれます。取得する際の後ろめたさもなく、週末3連休にして旅行にいったり、海外に行ったり、プライベートが充実してました」(営業、男性)
一方の「フードサービス・飲食」業界の有休消化率(24.1%)は、業界全体平均の半分以下です。慢性的な人手不足から社員への負担が増え、有給休暇を取る前に通常の休みを確保することも危ぶまれる状況であることが、社員クチコミからもうかがえます。
「フードサービス・飲食」業界の社員クチコミ
「どこの店舗も慢性的に人手不足が続き、社員の労働時間、拘束時間が増え続けている。休みに関してもアルバイトの人数次第。自分の所属店舗が人手が足りていても近くの店舗で不足があるとヘルプが発生し、やはり労働時間が延びたり、休日が減る要因となっている」(店舗運営部、男性)
「店長になるとよくも悪くも休みが自分次第のためアルバイトが多くいる店舗なら良いが少ないところであれば、休みは取れない。あと休みたい時に休むということも重要な用事を除けばかなり難しくなる。社員はアルバイトの急な欠勤があると急遽、出勤するということもあるため予定は立てにくい。横のつながりも人が足りない場合はフォローする態勢をとっているが、自分が休みたいために人を出してくれというのは言いにくい環境」(店長、男性)