
退職者との関係性を貴重な人的資本と捉え直す動きが広がる中、「辞めたけど周囲におすすめしたい企業」が注目されている。オープンワークは退職者の声から、成長支援・文化・目的意識に秀でた企業を分析・ランキング。人材流動化時代において、退職者に企業が支持される理由について考察する。(ダイヤモンド・ライフ編集部)
「退職者=裏切り者」ではない
広がるアルムナイ採用
労働力人口の減少や転職の一般化を背景に、企業間における人材獲得競争は一段と激しさを増している。
かつては「退職者=裏切り者」といった風潮が根強かった日本企業においても、近年では一度退職した社員を再び迎え入れる「アルムナイ採用(退職者の再雇用)」の導入を進める企業が目立つようになってきた。
企業が退職した元社員と良好な関係を維持するためには、元社員が「この企業で働いて良かった」と感じていることが前提となる。
そこで、社員・元社員によるクチコミサイト「OpenWork」を運営するオープンワークは、OpenWorkに寄せられた退職者によるネット・プロモーター・スコア(NPS)を分析。退職したにもかかわらず「周囲におすすめしたい」と感じられる企業をランキングした。
また、おすすめ企業にどのような特徴があるのかを明らかにするべく、社員によるクチコミも紹介する。