【パリ】仏ルノーが日産自動車に対し、カルロス・ゴーン前会長と法人としての日産が金融商品取引法違反の罪で起訴されたことを受け、経営トップの勢力均衡について話し合う場を設けるよう求めている。  ルノーのティエリー・ボロレ最高経営責任者(CEO)代理は、12月14日付けで日産の西川広人CEOに書簡を送付。「可能な限り即時に」株主総会を開催し、ルノー出身者が9人の取締役や経営陣トップに占める割合について協議すべきだとした。ルノーは日産の株式の44%を握っている。  日産は17日に取締役会を開く。