米実業家イーロン・マスク氏の宇宙開発ベンチャー、スペース・エクスプロレーション・テクノロジーズ(スペースX)は、衛星インターネットサービス事業の立ち上げに向けて5億ドル(約560億円)を調達する。この資金調達ラウンドで同社の価値は305億ドルと評価された。複数の関係者が明らかにした。既存株主のほか、新たに英資産運用会社ベイリー・ギフォードが出資する。ベイリー・ギフォードはマスク氏が率いる電気自動車(EV)メーカー、テスラの大株主でもある。S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスによると、ベイリー・ギフォードはテスラの株式約7.6%を保有している。関係者によれば、スペースXと投資家は出資条件で折り合ったものの、資金はまだ入金されていない。スペースXはこの取引を年内にも発表する可能性がある。