フランスでは環境に良いもの
アメリカでは“脱石油”の象徴

 2人は今までの旅を通して、各国で電気自動車に対するイメージが違うことが分かったという。

「フランスでは、環境に良いものの代名詞として考えている人が多い。一方で、アメリカでは“脱石油”の象徴であり、中東の石油に依存する必要が無く、原油価格の値動きに一喜一憂しなくて済むと考える」(アントニン)

 こうした国によって微妙に異なる人々の捉え方は、自動車メーカーや政府など普及を促進したい人々にとって、普及戦略のヒントになるかもしれない。

 共通するのは、どこの国でも、旅の途中で交流した人は電気自動車を試乗したり旅のことを聞いたりすると、驚くと同時に電気自動車の進化、性能の良さを理解してくれるという。

「普及には、あとは価格の問題だろう。まだ車の種類が少ない。従来の車の代替になるのかというと、これまで交流した人の中では、そこまで考える人は少ない。実際に120キロメートルが限界だ。500キロメートル走れるようになると、捉えられ方も違ってくるだろう」(シャビエール)

 2人の体験からは、電気自動車普及へのヒントが得られそうだ。そればかりではなく、2人の直面した困難やトラブルから、今、官民が進めており、実証実験の域をなかなか出ない再生可能エネルギーや、大型蓄電池などを利用したスマートシティ構想に役立つ知見も得られそうだ。

<公式サイト>

公式サイト(※英語・フランス語のみ)ではアントニン、シャビエールが現在どこにいるか、リアルタイムで表示される。ぜひチェックを!