主要格安SIMの料金表(今回はデータSIM)とともに、格安SIM、格安スマホ関連の1週間の動きをまとめてお届けしている本連載。今回は2019年最初の更新ということで、2018年の格安SIM関連の3大ニュースと2019年に向けての動きについて紹介する。

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ドコモが2019年度での値下げを予告。格安SIMはどうなる!?

2018年、格安SIMの3大ニュース!

【1位】大手キャリアが2~4割値下げ!? 格安SIMに及ぼす影響は?

 格安SIM、MVNOに与える影響の大きさからこの話題から。菅官房長官による「携帯電話料金は4割程度下げる余地がある」発言で始まった携帯電話値下げを目指した動き(圧力!?)により、ドコモは「2019年4~6月に料金を2~4割程度値下げする」と昨年11月に予告した。

 実際には、端末購入補助を廃した分離型プランの導入が考えられ(そのためau/ソフトバンクは値下げを実施済みという姿勢を見せている)、端末代金を含めたユーザーの実際の支払いがどの程度低減されるかは正直わからないのだが、“2019年は携帯電話料金が下がる”という情報はテレビなどでは繰り返し報道されており、一般ユーザーの記憶に確実に根付きつつある。となると、格安SIMへの影響は確実に生じるだろう。

 一方で、接続料値下げや音声卸料金の問題など、MVNOの競争力強化に向け、総務省がどのような施策を進めるかにも注目が集まりそうだ。

【2位】ソフトバンク網を利用した格安SIMが増加
LINEモバイルはソフトバンク傘下入り

 ソフトバンク回線を利用した格安SIMは、2017年に日本通信(b-mobile)が開始していたが、2018年になって増加。mineo、nuroモバイルなどのMVNOもプランに加えている。ただ、料金的にはドコモ網を利用したSIMよりも割高なケースが多く、ソフトバンクのSIMロックがかかった端末で利用するなど、用途がやや限られる感はある。

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ソフトバンク傘下に入り、ソフトバンク網を利用したSIMの提供を開始

 また、驚かされたのがLINEモバイルのソフトバンク傘下入り。これに合わせ、昨夏にはソフトバンク版SIMのプランも開始した。ソフトバンク側でも「プレミアムサービス=ソフトバンク」「中容量=Y!mobile」「エントリー=LINEモバイル」と3ブランドを使い分ける方針を発表会などで公表しており、すっかりソフトバンク化が進んだ印象だ。

【3位】mineoが、通信の最適化を告知せずに開始で議論に

 昨年4月に盛り上がったのが、mineoによるこの話題。暗号化されていないウェブサイトの画像を圧縮したり、HTTPS通信についても動画サービスにおいて最大配信速度を抑制するといった通信の最適化を、ユーザーへの告知なしに混雑時間帯に開始したというものだ(9月には最適化を非適用にする設定が可能に)。

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ユーザーへの告知がなく開始され、気づいたユーザーが話題にした後に釈明するという流れとなった

 通信の最適化自体はいくつかのMVNOで例があるが(BIGLOBE、nuroモバイルなど)、情報を積極的に配信することでファンを獲得してきたmineoにとっては大きなダメージとなった。

 MVNOにとっては限られた帯域をどう有効に活用するかがビジネスのカギとは言え、ユーザーへのしっかりとした情報提供がなにより重要なことは間違いない。

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