今年は新規株式公開(IPO)の当たり年になると見られていたが、その先行きが米連邦政府機関の一部閉鎖で危ぶまれている。米証券取引委員会(SEC)が一部閉鎖されている影響で、1月の上場を目指していた企業は計画の延期に追い込まれている。銀行関係者や弁護士への取材で分かった。これにはバイオテクノロジー企業のゴッサマー・バイオやアレクター、投資会社ブラックストーン・グループ傘下のアライト・ソリューションズなどが含まれる。こうした状況の中、1月に 米市場に上場する主要企業はないもようだ。ディールロジックのデータによると、1月に新規上場が低迷したのは、1995年以降、3年しかない。2003、2009、2016年の市場混乱を受けた結果だ。これらの年は通年でも、IPOが過去最低近い水準まで低迷した。