就職の選択は、自分の価値観に背かない仕事で、興味の持てる仕事を選ぶこと、そして具体的な会社などの職場は、優秀な人が多くて、忙しい職場であることが人材価値の向上に向いたいい就職だ。

 なお、「失敗のない完璧な就職選択」はしょせん不可能であって、就職には失敗があり得ることを知っておこう。その場合には、転職してやり直しが利くから、今の段階では心配しなくてもいい。

【収支】 収支が自然に合う生活感覚を作れ

 稼いだお金は、当初、主に生活費に充てられるだろうが、いわゆる現役時代の稼ぎは、現役時代だけの生活費ではなくて、リタイア後の生活費でもあることを忘れてはならない。

 達成時点は「就職して直ちに」ではなくてもいいし、個人差があるが、将来は厚生年金があるサラリーマンや公務員であれば手取り収入の2割、公的年金が国民年金だけになるフリーランスであれば手取りの3割程度を、老後に向かって貯蓄し運用していかなければならない計算になる。

 貯蓄・運用の形は、預金や証券投資であっても構わない構わないし、企業型あるいは個人型の確定拠出年金のようなものでも構わない。

 ともかく、稼いだお金を右から左に全部使ってしまうのではいけないし、稼ぐ金額よりも使うようではもっといけない。

 将来、収入の中から計画的に貯蓄できる生活をして収支を合わせる金銭管理ができる自分を、一度イメージしてみてほしい。

 就職したての2~3年は収入が低いので、例えば手取りの2割も貯蓄に回すことは大変であり、後述の理由もあってそこまでやる必要はないと思うが、「収入≧支出」とできるような金銭管理の方法と習慣は、「20歳」になったらそろそろ意識して実践しておくべきだ。

 大学生で親からの仕送りが多い場合や、「仕送り+アルバイト」などで収入が多い場合は、就職したての初任給では収入が減る場合もあるので(筆者はかつてこれで苦労した覚えがある)、「収入が減った場合に生活を調整するにはどうしたらいいか」を常に意識しておきたい。

【投資と運用】 合理的に割り切るか、趣味として楽しむか

 将来収入の一部を貯めていくと、運用できるお金が生じる。また、確定拠出年金が導入されている会社に就職すると、早速、自分で自分のお金を運用しなければならない。お金の運用、特に投資について「基本的な理解」を持っておきたい。