飛行機に搭乗する際、隣が空席になる確率が上昇しつつある。米航空会社はより大型のジェット機を導入しているほか、既存の航空機の座席の列も増やしている。その結果、空の旅の旺盛な需要にもかかわらず、多くの便で空席が増えることとなった。望ましい座席やカバンの収納スペースを奪い合うことが日常化している旅客にとってこれは朗報だ。一方、航空業界の投資家にとっては懸念材料となる。記録的な収益性を維持するためには、過剰な輸送能力をもっと削減すべきかもしれないからだ。「現在は大量の輸送力があり、(航空各社は)それを埋めるのに多少苦労しているようだ」。デルタ・エアポート・コンサルタンツのウィリアム・S・スウェルバー氏はこう話す。
米航空機の空席率アップ、旅客には朗報も投資家には?
大型機の導入や既存の航空機の座席増で
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