米アルファベット傘下の動画共有サイト、ユーチューブは25日、陰謀説や間違った情報を扱う動画の推薦を減らす方針を明らかにした。ユーチューブを巡っては、同社のアルゴリズムが偽情報の拡散に寄与しているとの批判が出ており、これに対応する狙いがある。地球は丸くないと主張する、または2001年9月11日の米同時多発テロの容疑者について疑問を呈するといった「ユーザーに有害な、誤った情報を伝える」内容については、目立つような推薦は行わないとした。背景には、これまで非主流派の論拠にとどまっていた陰謀説をユーチューブがここ数年で、上位に押し上げたとの批判が出ていることがある。例えば、2012年のコネティカット州のサンディ・フック小学校で起きた銃乱射事件はでっちあげといった主張が、ユーチューブの推薦システムによって、多くの人が目にするといったケースが生じていた。
ユーチューブ、推薦動画見直し 陰謀説など偽情報排除
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