――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  米国の航空会社は顧客層の細分化という新しい秘密兵器を試している。今のところ成功しているようだが、景気後退期における効果について経営陣は過大評価しているようだ。  2018年の米航空各社は終盤こそ低迷したが、かなり稼いだ。珍しく黒字が9年続いている。  アメリカン、デルタ、ユナイテッドといったレガシーキャリア(従来型の大手航空会社)では、増益の多くをプレミアムクラスが担った。