Q3:法定相続情報一覧図って?

A:2017年にスタートしたばかりの制度で、戸籍に基づいて故人の法定相続人が誰かを法務局が証明するものだ。故人の戸籍謄本や住民票の除票、相続人の戸籍謄本など、故人と相続人の関係を示す書類をそろえて法務局に提出すれば、一覧図の写しを交付してくれる。

 戸籍関連の書類をそろえる手間が減り、死後の手続きの時間短縮につながる。

Q4:年金の受け取りはいつまでに止める?

A:故人が国民年金を受け取っていた場合は死後14日以内、厚生年金の場合は10日以内に「年金受給権者死亡届」を年金事務所、年金相談センターに提出する。届けには故人の年金証書や、死亡診断書のコピーなどが必要だ。

 届けを出さないと、故人の口座に年金が支給され続けてしまう。受給する資格がないのに受け取った年金は、当然返さなければいけない。意図的に死亡届を出さず不正受給すれば、刑事罰に問われることもある。忘れずに期限内に手続きをしておこう。

Q5:未支給年金は油断するともらえない?

A:年金は基本的に2カ月に1度、偶数月の15日に本人の口座に振り込まれる。死亡後でも亡くなった月の分までは受け取ることができるので、「未支給年金」が生じることもある。

 社会保険労務士で年金に詳しい北村庄吾氏は「未支給年金の請求漏れは非常に多い」という。未支給年金は、「故人と生計を同じくしていた人」のうち、妻や夫、子ら3親等内の親族が申請・受給できる。

 申請は年金事務所などに、故人の年金証書や申請者の戸籍謄本、住民票、通帳などを添えて提出する。油断して申請しないままでいると、損をしてしまう。