米下院は26日、ドナルド・トランプ米大統領がメキシコとの「国境の壁」建設費用を捻出するため国家非常事態を宣言したことを受け、これを阻止する決議案を賛成245、反対182で可決した。共和党議員の一部も賛成に回った。上院も同案可決に近づきつつあり、トランプ氏が拒否権を初めて行使する可能性が高まっている。昨年の中間選挙で下院の過半数を獲得した民主党は、予算編成を巡る議会権限の行使に動いており、上院での同案可決に必要な数に近い支持を共和党議員から得ているようだ。トランプ氏は上下両院が決議案を可決した場合、拒否権を行使するとすでに明言している。
トランプ氏の壁予算巡る非常事態宣言、下院は阻止決議案を可決
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