ドナルド・トランプ米大統領と金正恩北朝鮮労働党委員長による米朝首脳会談は28日、合意に至らないまま予定を繰り上げて終了した。ホワイトハウスが明らかにした。トランプ氏はこの日、両首脳の個人的な絆の重要性を強調しつつ、北朝鮮の非核化プログラムを一気に前進させる必要性はあまりないとの考えを示していた。トランプ氏は45分間におよぶ1対1の首脳会談に入る前に記者団の取材に応じ、「スピードは私にとってそれほど重要ではない」と述べていた。また、北朝鮮が2017年11月以降、ミサイル・核実験を行っていないことに満足しているとも語っていた。一方、非核化を進める用意があるかと米国人記者に質問された金委員長は、「そのつもりがないならば、私はここに来ていなかっただろう」と通訳を介して答えていた。
米朝首脳会談、合意できず ホワイトハウス発表
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