イランのハッカーが関与したとみられるサイバー攻撃が過去2年で企業200社以上の計数千人を対象に展開されていたことが、米マイクロソフトの調べで分かった。同国からは世界各地の企業や政府機関のコンピューターに侵入が試みられているとされ、今回分かったのはその一部だという。イランによるサイバー攻撃の規模はこれまで報じられていなかった。攻撃によって企業秘密が盗み出されたりコンピューターのデータが消去されたりした。マイクロソフトの研究者らによれば、被害が確認されたのはサウジアラビア、ドイツ、英国、インド、米国など6カ国以上の石油・天然ガス会社や重機メーカー、国際的な複合企業で、被害総額は推計数億ドルに上る。同社はサイバー攻撃を受けた企業に調査チームを派遣しているという。
イランのハッカー攻撃、2年で200社超に被害 マイクロソフト調査
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