米テキサス州を拠点に建築技術を手がける新興企業アイコンが11日、住宅用の3Dプリンターを発表した。これを使って年内にもコンクリート住宅を数日間で建てられるようになるという。この技術は住宅不足の有望な解決策となり得るが、規制や技術の面でまだ複数のハードルが残っている。「もはや科学プロジェクトではない」。同社の共同創業者であるジェイソン・バラード最高経営責任者(CEO)はそう語った。同社によると、今回お披露目されたプリンターで、広さ2000平方フィート(約185平方メートル)までの平屋住宅を建てられる。米国の平均的な住宅の広さである2400平方フィートに近い。これまでも米国や欧州で同様の取り組みはあったが、簡素なシェルターしか作れず、現実的というよりも将来が期待される技術にとどまっていた。
3Dプリンターで住宅作れます 米新興企業が実用化
工期は「数日」、住宅不足対策として期待も
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