イレーン・チャオ運輸長官の下での米運輸省は、旅行者にとって重要な多くの問題について対応が遅れているようだ。例えば、連邦航空局(FAA)のトップは14カ月にわたり空席のままだ。航空各社がセラピー犬などについての規則制定を求め、共和・民主両党が座席スペースの縮小などに懸念を表明してる状況下でも、運輸省は新たな規則の導入を渋っている。航空各社は2017年末に同省に対し、一連の消費者保護規則の廃止を要請したが、これに関しても今のところ何の動きもない。その運輸省(FAAを含む)は現在、規制上の最も困難な課題に直面している。つまり、ボーイング737MAX型機の安全面の懸念だ。この最新鋭旅客機が過去5カ月で2件の墜落事故を起こしたのを受け、複数の国は同型機の運航を停止した。