【ワシントン】米国防総省(ペンタゴン)が2種類の地上配備型中距離ミサイルを新たに開発する。旧ソ連と1987年に結んだ中距離核戦力(INF)全廃条約の履行停止を受けての判断で、当局者によれば、8月にも飛行試験が始まる。  ペンタゴンの13日発表によると、新たな中距離ミサイルは核弾頭を搭載しない。だが今回の判断が中国やロシアに対して抑止力を発揮するのか、あるいは軍拡競争を加速させるのかについて議論が広がっている。