ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が今月実施した調査によると、エコノミストは連邦準備制度理事会(FRB)の次回利上げがさらに先延ばしされると予想している。次の政策判断は利下げになるとの予想も増えている。調査対象のエコノミストのうち約57%は、FRBの次回利上げが9月かそれ以降の連邦公開市場委員会(FOMC)で決まると予想。同様の予想は2月の調査では35%、1月FOMC前に実施された1月調査では13%だった。3月の調査では約18%が、FRBの利上げはいったん終了しており、次回の政策判断は利下げになると予想した。2月の調査では回答者の10%、1月には4%がそれぞれ同様の予想を示していた。FRB当局者は今のところ政策金利を変更する理由が見当たらず、貿易摩擦や中国と欧州の成長減速、英国の欧州連合(EU)離脱の混乱状況などが米経済に及ぼす影響を見極めるとしている。
FRB政策金利、「9月以降に引き上げ」予想が過半数=WSJ調査
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