米国の人々はロボットが人間の仕事を奪うと恐れている。そう考えるのも無理はない。ロボットは疲れも病気も知らず、二日酔いでつぶれることもなく、車を製造したり、特大サイズのカフェラテをいれたりできるうえに、ユーモアあふれる短い新聞コラムを書くことすらできる。スピードも効率も人間を上回る。効率ははるかに高い。ロボットには健康保険も年金も必要なく、病気休暇も不要だ。休暇はずっと少ない。ミーティングで時間を無駄にすることも、職場の争いに巻き込まれることもない。パワーポイントでプレゼンテーションもしない。となれば、大半の分野で近くロボットが人間に取って代わらないはずがない。今後もロボットの理解が及ばないのは歯科医術、漫談、ロゴデザインだけだろう。それですらいずれ変わり得る。
ロボットが怠けることを覚える日
いずれ人間と同じく仕事に飽き、さぼり始める可能性も
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