――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  米国経済はおそらく第1四半期の落ち込みから抜け出すだろう。連邦準備制度理事会(FRB)もそれは分かっている。だが「おそらく」抜け出すと「確実に」抜け出すの間には違いがある。  FRBは20日、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を2.25〜2.5%に据え置くことを決めた。この決定自体はサプライズではないが、FRBがハト派色を強めたことは予想外だった。